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愛知県東海市にある歯科医院です。

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小島歯科室・スタッフブログ
小島歯科室のスタッフによるつれづれ日記です。
いつやるか?今でしょー院長、受験を語るー
みなさんこんにちは。4月です。新たなスタートですね。気分は乗っていますか。

さて、「いつやるか?今でしょ」の、このフレーズ、みなさんはもう良くテレビなどで見て知っているかと思います。東進衛星予備校という大学受験塾の有名先生、林修先生の有名な言葉です。人はどうしても、わかっていても物事を後回しにしがちです、そして苦しむのです。今できることを、まあ面倒クサイし、明日やれば何とかなるしと、けどいつまでたってもやらない。そしてやらなくなってしまう。こんな言葉が流行っているのは、今がいいチャンスだと私は思い、受験の話をしていきたいと思います。

私は、自分というものを考えたとき、そして子供の頃から自分の人生を振り返ってみたとき、自分には何があるか。それは、歯科医師であるという人生を除いて子供の頃から受験勉強をしていた、受験という中にどっぷり浸かっていたという人生だと思うのです。
何かスポーツに打ち込んだとか、趣味でずっとやっていたなんて特になし。確かにテニス、スキー、ウインドサーフィン、野球などやりましたが、なんちゃってレベル。絵も描いたし、本もよく読んだし、けどなんちゃってレベルなんです。なんにも人に自慢できることなし。ただ、たいしたことないけど勉強していました。勉強に関してなら、より出来るとは決して言いませんが、語ることはできます。大学生になってからも、勉強卒業しても勉強、勉強が友達だったのかと驚きます。学生時代アルバイトは家庭教師と塾の先生。生徒に向け思いっきり受験についてウンチクたれて語っていました。受験を語らせたら長いですよ。けどそんな時からもう20年以上の月日は流れました。

日能研・・・もう時効だと思うので話すのですが、私は日能研で塾の講師をしていた時があります。大学5、6年の時、夏休み・冬休み・春休みなどに。スポットで。
日能研とはなんでしょうか。知らない人のために、ここら辺でいえば河合塾だと思ってください。日能研は当時(約20年前)関東地区で最大勢力を誇る塾、しかも中学受験専用塾(つまり受験生が受験するということ)。関東に住んでいれば大抵大きな最寄駅にはその塾が有り、優秀な子供が入塾試験を受けて入るのです。小さな塾ではなく大手チェーン塾の走りで、キャッチフレーズに、大学生のアルバイト講師は一切いないとうたっていました。実際私は中で仕事をしてみて、本当にアルバイトの大学生は1人もいなかったのです。どんな人が講師をやっていたかというと、普段公立学校で教師がこっそりやっている、大学の研究者でまだ安月給の助手の人、司法試験浪人(あるいは司法試験諦めた人)、有名大学出たけど一般企業で合わなくて辞めた人・・・優秀な人がいっぱいいたのです。
当時は関東では中学受験がとても流行っていて、もう講師足りない状態。けど日能研講師採用部は塾のブランド、ステータスを守るため、他塾と違い大学生を採用することは決してしなかったのです。
じゃあ大学5年生の私はどうなのか?とツッコミが聞こえてきます。歯学部は6年制の大学です。私は5年生になっているので、いわゆる4年制大学を卒業しているのと同じ状態で大学院生や大学研究者と同等に扱うということで、入れてもらったのでした。

理科の専任・・・国語、算数、理科、社会と4科目あって1人の講師は1つの科だけを教えます。専門性を分けて、それだけに集中しないととても教えられません。
どうして私は理科になったのか?実は自分では算数の方が得意で算数を教えてみたいなと思ったのですが、採用部から「先生、生物とか得意でしょ、理科の先生が一番少なくて困っているんで、理科やってみましょうよ!」と言われ、理科決定となったのです。理科といっても、これテキスト見てびっくり。難しいんです。内容は高校生の教科書レベル。それが中学入試で出題されているんです。私は授業の前には必ず予習していきました。そうでなければ、いきなりその場で問題を解いて教えるなんて無理。(家庭教師で高校生に数学や英語を教えるのにその場で問題解きながら教えていましたが、それ以上に頭を使うパズルなのです。)

夏休み講習会・・・朝電車に乗って1時間ほど移動時間、その移動時間に必死で問題を解いて、どのように説明すると子供たちに解ってもらえるか。メモをしっかりとりました。夜は10時に帰りの電車に乗ってまた問題を解きました。相当本気でやらなければ小学生に受験を教えるのはとてもハードルが高い特殊技術です。この関東トップクラスのチェーン塾で中学受験の何たるかをよーく見せてもらいました。
朝8時から1コマ90分の授業が始まり、夜10まで塾に子供達はいるんです。子供達は、昼弁当、夜弁当と2つお弁当を持ってきているんです。夏休み、ほぼ毎日塾に通ってきます。しかし子供らしさを失うことなく頑張っています。どんな状況であれ、その中で楽しさ、遊びを見つけ、ちょっとの10分休憩中に「ワーッ!!」と元気爆発し、輝いていました。そして授業でビシッと集中してきます。上のクラス程授業は凛と張り詰め、子供の顔して清楚な大人の緊張感の雰囲気をつくり、やりやすいです。(ちなみに授業はモニターで撮られていて講師の評価もされるし、子供の状況も見られています。)
私達各国語、算数、理科、社会の専門教師はその担当科目の授業だけを集中してやります。一方、授業をしない校長先生がいて、この各校舎にいる校長先生が1人1人の生徒を総合的に見ています。その子の成績、進み具合、アドバイス管理を一手に引き受けています。どこが足りないかを分析して、親子面談も校長がします。校長は子供1人ずつのバランスを見て、2人3脚していく役目なのです。これはある意味、成功の秘訣かもしれません。授業も教え、進路指導もでは、全体像を見失うかも知れなく、またきめ細かなところはツメが甘くなり、1点になく結果になりかねません。12歳の子供にここまで真剣に教え、指導します。

そして、実はこの度、私の息子が中学受験しました。・・・続く!




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